ー、20以上の標高5,000m級登山、狩りツアーなどがある。現在甘粛省は、アジアと太平洋地域の観光客の市場に対して、シルクロード・ツアーのプロモーションを好調にスタートさせた。昨年9月JTBにより企画された日本人観光客グループが、アジアのシルクロードをバスで横断し成功した。このツアーの実施は、多国間のシルクロード。ツアーは実行可能であり必要であることを教えてくれる。過去10年間に渡る甘粛省の観光産業の開発により、観光商品はよく企画・組織されてきており、観光客受入れサービスの完壁なネットワークがつくられた。現在までに23の旅行代理店がインバウンドの業務を行っており、40軒のホテル、21軒の観光客用レストラン、4つの観光バス、ボート会社、40の品質管理指定店がある。今まで甘粛省は60か国・地方の100以上の旅行代理店と仕事をし、840,000人の外国人観光客を受入れ、過去10年間に渡り、合計1億770万ドルの収入があった。輸送、宿泊、食事、旅行くショッピング、娯楽部門が充実し、良好な産業構成と受入れ能力を備えている。
現代の通信・交通の諸機関は、地球上の旅行距離を短くし、シルクロードの両端の距離は地図上では遠いままであるが、時間的に近くした。今日シルクロード・ツアーは路駝のみを使用するのではない。西安、蘭州、嘉峪関、敦煌、烏魯木斉の空港は、中国の主要都市や玄関都市への定期便を運航し、海外へは、名古屋、香港、シンガポール、イスラマバード、タシュケント、アルマアタ、ニュー・シベリア(ノヴォシビルスク)、モスクワといった都市へ運航している。蘭州及び敦煌空港は、再建築構想リストに入っており、航空界の未来は明るいであろう。その上、蘭州・烏魯木斉間の複線鉄道の完成、第2ユーラシア大陸橋および国道312号線の開通はシルクロードの交通の便を改善した。蘭州、烏魯木斉間の現代の郵便及び電気通信の運営は、シルクロード沿いの自動・プログラム制御電話、ファックス、速達を簡単に使えるようにした。過去の信号塔による通信手段及び道路による郵便配達は歴史となった。
私達は、この会議と視察訪問が、甘粛省及び中国の新しい理解につながることを望む。また、WTOのリーダーシップとシルクロード関連諸国の調整により、力を合わせて観光商品を調査し、国際的基準に匹敵するまで改善し、競争力のあるものにしよう。私達はこの会議が、関係組織間で、共通の理解に役立ち、交換を強化し、関連組織とつながりを確立し、旅行・観光のためにより良いコンディションをつくるのに役立つと確信している。共同促進開発は、諸関係政府の援助と協力の上に成り立っている。現行のテーマのように、平和と発展の時代においては、シルクロードの開発という私たちの仕事は、歓迎され、情報交換と協力を促進し、国際社会に援助されるであろうと確信している。
21世紀に向い、私達は、独自の選択と努力をしなくてはならない。代表者の皆様全員が、シルクロード・ツアーの開発促進に全力を尽くしていただき、出来る限り早くシルクロード全行程を東から西につなぐツアーをつくることを望む。次の世紀には、シルクロード・ツアーがより人気のある国際観光ルートとなることを確信している。
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